2017年8月11日 更新

従業員のマルチタスク化による4つのメリット

元湯 陣屋ではかつての分業制を改め、マルチタスク化を進めていきました。それによって大きな効果が生まれたのです。そのメリットをご紹介します。

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陣屋もかつては、一人一役の完全な分業制でした。しかしマルチタスク化を進めたことで、様々なメリットがありました。その代表的な4つのポイントについて、ご紹介します。

1.人件費の節約

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かつては料理を部屋の前まで運ぶだけの係、炭を起こすだけの係、さらには入口の陣太鼓を鳴らすだけの係までがいました。これではやはり非効率です。
当時社員・アルバイト合わせて120人体制で回していましたが、マルチタスク化を進め、今では約40人ほど。係の壁を越えて仕事をし、1人が何役もこなすことによって、大幅な人件費削減につながりました。

2.助け合うことで一体感が生まれる

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ふたつめのメリットは、従業員同士が助け合えるようになったことです。かつては他の係が忙しくしてる時、たとえ自分の手が空いていたとしても、係の壁を越えて手伝うようなことはありませんでした。
しかし今は情報を共有することで常にそれぞれの状況を把握し、それぞれの仕事をフォローし合えるようになっています。フロントが忙しければ他のものが代わりに電話に出ますし、案内係が忙しければ他のものが代わりに案内します。お互いが助け合うことで、従業員の一体感は高まり、結果としてサービスの質も向上しました。

3.達成感とやる気アップ

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これまで従業員は自分の仕事、女将や支配人に言われた仕事だけをやっていました。「言われた仕事以外のことをすると怒られるので、やらない」という雰囲気さえ、スタッフの間にありました。
しかし現在は、従業員がそれぞれ自ら考えて動くことを推奨しています。様々な情報を全従業員が見られるようになったこともあり、それぞれの従業員が自らその場で判断し、行動するというのがだんだんと定着していきました。受け身にならず、自らで進んで行動していくことで仕事に達成感を得られるようにもなり、従業員全体のやる気アップにつながりました。

4.新しい提案も

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一連の流れにより、従業員の仕事に対する姿勢は大きく変わっていきました。その中で、かつては無かった従業員からの提案も生まれてくるようになりました。
例えば部屋に置くアメニティ。昔は業者が持ってきたものをそのまま使っていましたが、陣屋のコンセプトに合わないものも多く、従業員らが自分たちで選ぶことを願い出て、了承されました。こういったことはもともとは上司から指示された仕事ではありません。

今は、「自分の担当以外のことにも挑戦するのがやりがいになっている」という空気が旅館全体を包んでいて、従業員から積極的に提案が上がってくるようになりました。
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この記事のキュレーター

代表取締役 女将 宮崎 知子 代表取締役 女将 宮崎 知子

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