2017年9月1日 更新

インカム音声が文字になる?!音声認識がもたらす社内コミュニケーション革命

陣屋コネクトは、業務をさらに効率的にするために新たな優れた技術をとりいれました。その機能をご紹介します。

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旅館の運営にITシステム「陣屋コネクト」を開発した元湯 陣屋。導入当初はまだ改善すべき点がいくつもありました。その中でも手軽に瞬時に正確に情報伝達できることは、大きな課題でした。そこで新たに導入をしたシステムが東芝の「RECAIUS™(リカイアス)」でした。

導入前の問題点

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旅館経営のために自社開発そたシステム「陣屋コネクト」。当初陣屋では、お客様との会話の中で発生した情報を素早く共有するために、タブレット端末とトランシーバを併用していました。
しかしテキスト情報として残す必要がある情報は、各スタッフがバックヤードで社内SNSに手入力で投稿する、といったことをしていたので、効率や即時性の観点で課題がありました。
またトランシーバでのやりとりでは、何度も聞き直す無駄があったり、ノイズが大きいという問題も。
またタブレット端末は閲覧には便利だが、文字の入力は画面が小さく困難で、動きながらでは使いづらいといった声もありました。

「RECAIUS™」の導入へ

「スタッフの生産性をさらに高めるためには、音声データをうまく活用し、会話の内容が音声からテキストに変換され、自動的に情報共有できるような仕掛けが必要」と考え、さらには「これまで捨てられることとなっていたトランシーバでの会話ややりとり、これらが蓄積されていけば、とても貴重な情報になる」という思いもあり、新たなシステムの導入を決意しました。

そんな時に目に留まったのが、「RECAIUS™」でした。

どんなシステム?

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「RECAIUS™」とは東芝が開発したコミュニケーションAIで、話しことばでも精度よく認識する音声認識サービスと、肉声感の高い自然な音声を安定して生成する音声合成サービスを集結した、高品質な音声認識・音声合成エンジンのクラウドサービスです。
スタッフが携帯しているタブレット端末に、インカムを通して発話すると、その声がクラウド上のRECAIUS™に送られ、音声認識技術によってテキストに自動変換。そのテキスト情報は自動的に社内SNSに表示されます。同時に、発話された声もタブレット端末に届くことで会話できるという仕組みです。もちろんRECAIUS™に送られた音声は録音され、そのままサーバー内に保管されており、いつでも聴き直しが可能です。

導入の効果

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システム導入の効果は大きなものでした。音声自体も以前のトランシーバに比べてクリアになり、入力の手間が省けるためコミュニケーションも円滑に。

タブレットを手入力することなくスタッフ間の会話がすべて記録として残り、たとえ聞き逃してもタブレットで読み直す/聞き直すことができるため、コミュニケーションの無駄やロスが大幅に削減されました。
何度も聞き直すことがなくなったため、スタッフの生産性は大きく向上しています。また、もうひとつの大きな効果が、スタッフみんながタブレット端末や社内SNSに親しむようになったことです。現場が慣れ親しんでいくことで、ITのさらなる活用アイデアも出てくるようになりました。

今後の機能拡大への期待

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これまで述べた効果だけでも、旅館にとっては非常に大きなものです。しかしそれだけでなく、この先さらなる機能拡大への可能性もみえています。
例えば、RECAIUS™には音声だけでなく、画像認識や翻訳などの技術もあります。陣屋は一万坪という広大な敷地がありますが、画像認識の技術を使えば、離れたところで何かあった場合でも映像などを利用してリアルタイムで確認、音声・テキストと共に状況を把握し、迅速な対応が可能に。それによりお客様への即応性がさらに高まることことが期待されます。また最近は海外からの旅行者が旅館を利用することも多く、そのための新たな翻訳の仕組みなども、今後検討していきたいことのひとつです。
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この記事のキュレーター

サポート 志村 健司 サポート 志村 健司